あらためて、SEOの環境と必要なスキルを考えた
こんにちは、どうも僕です。新卒十数年目に突入しております。ぼんやりしていたらこのありようです。
先日珍しくSEO業界若手ホープの飲み会におよばれしまして、キラキラな方たちにお会いしてまいりました。主催者の方に、「僕らになんかある?」と聞かれましたが「友達いるといいよねー」というありふれた答えしか出来ませんでした。折角なので帰りにいろいろ考えてみたのをまとめます。
この数年での業界の変化
まず、僕がSEO業界に入ったころと今とでの環境の違いについて個人的に思うことをざっくりと。
当時
現在
昔は、Googleをどう出しぬこうかという感覚が強かったです。あるいは、答え(最適解)が用意されていて、それを探るようなペーパーテスト感覚。
今、SEOにまつわる話題がテクニック中心から、運用面へのフォーカスにシフトする中で「SEOは、1人でやるには限界がある」というのを感じております。最適解は存在せず、サイトごとに施策を考え続けないと、答えにたどりつけない、そういう局面かもしれません。
それでも、組織の中にいて1人でやられている方が多いと思います。だから「友達いるといいよねー」という答えになりました。
SEOのスキルセット
SEOに必要になるスキルセットについて、数年前にsolaの辻さんがまとめてくださっています。これは、いまだに変わらずだと思います。
すべてのSEO専門家が上イメージのスキルを高いレベルで持つ必要は無いでしょうし、不可能と思います。
浅くてもひと通りは知るべきと思いますし、そういうスキルを持った人がチームを組んで行う必要があると思っています。
改めてこれを読んでいて、「まさに!」と思いました。
この1年は、これを相当意識して自分自身を拡張していきました。UXや解析のイベントに参加したり、新しい言語を学んでみたり。運良く抽象度の高い「コンテンツマーケティング」という言葉が一般的になり、なんとなくそこと関連のありそうな分野を調べるだけでも、だいぶ理解が深まりました。 その結果がこれだったり。
まとめにかえて
偉そうに書きましたが、実際のところ、「社会に出た時にはすでに、新しい集客チャネルがあり、その中でSEOを主戦場として/SEOを利用して働いている方たち」を目の前にすると、まぶしくてくらくらします。また、ベンダー側にいるよりも、インハウス側に身を寄せるほうが、重要な局面に立ち会える、そういう時代だなと思うことも増えてきました。なんだか肩身の狭い時代ですねえ、同年代で語らいたいなあ(30代会社員)。